
田中慎太郎 出身地 / 福岡
大村美容専門学校卒業後、2年間美容師をやるものの、いろんな理由を付けて辞めてしまう。その後、いろいろな仕事に手をだしながら、2008年、ここビブリオテークにたどり着く。
本を読んだり見たりするのが好きだったこともあり、カフェのかたわら、本や雑貨の担当もさせてもらえるようになり、今に至る。
※カフェ&ブックス ビブリオテーク 福岡
cafe & books bibliotheque Fukuoka Tenjin
Tenjin2-10-3, Fukuoka Chuo-ku, Fukuoka VIORO B1F
TEL 092.752.7443 / OPEN 11:00-23:00
d design travel どんな土地にも1冊の本になってしまう、いや入りきらない程の魅力を持っているんだと感じさせてくれるトラベルガイドブックです!
こちらデザイナーのナガオカケンメイさん率いる D&DEPARTMENT PROJECTが
発行する旅をデザインする1冊1土地ガイドブック。
ナガオカケンメイさんやその他スタッフのみなさんが実際に足を運び、
デザイン的観点から取材し、編集し出来あがっています。
内容は、普通の旅雑誌とは全く違っていて、
その土地に住む人や、その土地のメッセージをしっかりと汲みとった内容となっているので、
他県のかたの視点ではマニアックに感じてしまうかもしれません。
しかし!
どんな土地にも1冊の本になってしまう、いや入りきらない程の魅力を持っているんだと
感じさせてくれるトラベルガイドブックです!
ケンメイさんの考え方とか好きなぼくとしては勉強にもなりますっ☆
読み応え抜群っ! ぜひご覧あれっ!
で、今回、さらに注目してみましたのは、
d design travelに必ず掲載されている「〇〇の数字」!
この“○○”にはその号の県が入るわけなんですけど、
ここを見てその件を想像するのが楽しいっ☆
今月発売になりました最新号、7号は山梨県。
はいっ! では、「山梨の数字」いってみましょう。
まずは面積 4,201 K㎡
人口 857,589人 (2011年11月21日公表)
一年間観光者数 47,530,000人 (2010-2011)
美術館などの数 97施設
スターバックスの数 10軒 …などなど。
(心の声)
人口の割に、観光客の数が多いなぁ
ごみごみしてなくって、ゆったりできて、自然もあって、ご飯もおいしそうだなぁ
行ってみたいなぁ
…とかっ☆
ちなみに人口密度を計算してみると、204人/K㎡となります。
うーむ…ピンとこないですね。
これ1K㎡の中に何人 人がいるか、ざっくりとってことなんですけど、
もし均等に前後左右に並んでもらったとしたら、
だいたい半径1.2mの土地がマイ プレイスッ☆な感じでしょうか。
お腹いっぱいの空気を両手を広げて吸いこんでみましょう。
ほら!隣の人に笑顔でご挨拶っ!
さて、なんかぼくの中の山梨県のイメージとは違って感じてしまった人口密度。
これ、3号ので掲載の大阪府と比較してみると…
大阪の人口密度は 4,658人/K㎡ !!
桁が違うじゃないのよーっ
つまり、マイ プレイスは0.2㎡。
およそ半径2.5cmの円の中に1人…無理。。。yo
重なってます、人が、細胞が重なっています! まさにイリュージョンッ!
大阪が大変です!
山梨県のゆとりっぷりがうかがえますね。
ちなみに大阪は1年間観光者数 143,620,000人。日本人全員来てます(笑)
もうパンパンっす。
大阪がこうならば、東京なんて…ある意味恐怖ですよ。
都会が怖いと感じたり、息苦しく感じたり、
数字としても表れるものなんですね。なのに人恋しい…どゆこっちゃっ!
ここ、福岡はどうなんだろうか。ケンメイさん、お待ちしてますよー。
ここ福岡、よく全国的に住みやすい都市として挙げていただいていますが…
東京や大阪まではいかなくとも、イリュージョンかましているかもしれません。
この頭痛はそのせいか…?
1冊の中に1土地の魅力が詰まるd design travel
ぜひいろんな角度からご覧下さい。
d design travel D&DEPARTMENT PROJECT発行
1~5号 980円(税込) 6 ・7号 1,470円(税込)
鈴木康広「まばたき と はばたき」。自分のなかの自分がトントン叩いてくるはずです。

まばたき、その一瞬にぼくたちは何を見逃してきたのか。
国内外から熱い注目を浴びるクリエイター、鈴木康広さんの思考のプロセスを紹介した本書。
羽田空港を舞台にしたデジタルパブリックアートや、
瀬戸内国際芸術祭2010の展示をはじめとした作品写真、などなど。
内容はとても豊かで驚きとときめきの連続。
鈴木康広さんの視点の広さというのか、繊細さというのか、多さというのか、もっていきかたというのか、保存力というのか、
とにかくなるほどぉ!っていう驚きと、なんだか懐かしい興奮をもらいました。
とくにぼくが個人的にぞわりとしたのは「バケツの切り株」と「現在 / 過去」スタンプ
(まだまだありましたけどねっ!とくにってねっ!!)
「バケツの切り株」は切り株の形をしたバケツ (説明いる?)
木の年齢は年輪を診ればわかる。
水を満たしたバケツに水滴が落ちて広がる輪 = 年輪。
時間の尺度を人ではなく地球や宇宙としてとらえたとき、
木の成長にともない広がる年輪は水滴で広がる一瞬の波紋のようではないだろうか。
いつだって目にしている映像をぼくは見逃してきたようです。
この視点。
ぼくにはなくって、うらやましささえでてきました。
そしてもう一つ 「現在 / 過去」スタンプ。
ガイドには “現在” と書いてありますが、捺すと “過去” と印字されるスタンプ。
厳密に“現在”をとらえようとすると、
それは見つけたとたん “ 過去 ” へと変貌し、過ぎ去っていく。
「現在 / 過去」スタンプはそんな時間の容赦のない流れを感じることのできるスタンプ。
ぞわり…
そういえば、若いころよく“今”についてとやかく言ってたっけ…
なんていう子どものころの疑問を思いだして懐かしくなりました。
この「まばたきとはばたき」の中にあるのは日常の未発見の部分です。
宇宙の彼方から新しくやってきたものじゃなくもともとあって、知っていて。
でも組み合わせが新しい。
だからこそ、懐かしさが自分の中にやってきて、思い出させるのかな、と。
人はまばたきをしたその瞬間に、何を見逃しているんだろうか。
そのコンマ数秒の世界は何を投げかけているんだろう。
文字どおり、一瞬のその裏には見たこともないくらい色鮮やかな世界があるのかもしれない。
見逃してきた点が、まだ無数にあって、
この物余りの時代、飽和しているようで、まだまだ容量は増えていく。
そんな希望まで感じることができた鈴木康広さんの作品集、
「まばたきとはばたき」
ぜひお手にとって見てみてください。
自分のなかの自分がトントン叩いてくるはずです。
『まばたき と はばたき』青幻舎出版 2,625円(税込)
TAKEO PAPER SHOW 2011 ふむふむ。自分にとって本とはなんだろうかと考えてみる。

100年以上、紙を扱い続けてきた専門商社、株式会社竹尾が 1965年から毎年開催している、今や日本最大規模で全国主要都市で開催される展示会 『TAKEO PAPER SHOW』 “本”をテーマとした2011年、 紙に定着した”物質としての本”の魅力を伝えるコンセプトブックとして発刊された本書。 人と本との歴史、これからの関わりかた、 また、物質としての本を愛する78人が紹介する愛蔵書、そしてそのエッセイが詰まっています。
ふむふむ、 自分にとって本とはなんだろうかと考えてみる。
。。 情報や知識、ときには娯楽に、ときにはディスプレイに、ときには踏み台に 「現実逃避!」と答えてくれた友人もいましたが。 その人それぞれに合わせて変化していく本。 ところで、みなさん、電子書籍は利用していますか? ぼくはまだまだ2タイトルしか読んでない新米なんですけども、 あれって、次のページに移ろうとするとき、指を左右にスライドさせますよね。 そして、ペラってめくれる。
そうじゃないのもあるのかな。 にしても、ページの切り替わりは パッて次にいくんじゃなくて、パラリってなりますよね!? 全く気にしたことなかったんですが、 あれっていうのは“物質としての本”のページめくりを意識してのことなんですって!
デジタルの世界で不必要にも感じるような、 ある種めんどうに感じるような、それが必要なんだ、と。
つまり、物質としての本の役割には、 その面倒なめくりの作業や、重さや厚み、どこまで読み進めたのかなど、 読者として無意識に一瞬のうちに感じる”本をとおしての感覚”を人に与えることだというんです。 そして、それが、人が本を必要としている理由の一つ。
なるほど。
もし本がただの情報集約装置だったら、 もし感情移入ツールとしての役割しかないならば、 あっという間にデジタルの波に呑まれてしまっていたはず。 でもそうはならず、生き残っているし、これからだって 「不足が不足している」 ぼくが今一番気になるナウい言葉なんですが、 そう感じていたときに、きっと本はなくならないなって思ったときがあって、 それが、この本を読んで確信になりました。 そして、デジタル側もがんばってんだな、って思いましたっ (軽っ) やっぱり、紙としての本って必要ですね。 なんだかんだ本を買う自分がいますもん。 安心感みたいなものも買い求めていたのかもしれませんね。 読むというだけじゃない、人間の感覚、 ぼくは大切にしていきたいと思います。
株式会社竹尾
株式会社竹尾 『本―TAKEO PAPER SHOW 2011』 平凡社出版 3,990円
『GRAPHIC EYE 八木保の選択眼』 目配り、気配り、心配り。
1984年に国際的なカジュアルファッションブランド「エスプリ」のアートディレクターとして渡米して以来、ロサンゼルスを拠点に活躍されている八木保さんの27年間の仕事の軌跡が詰まった本書。
紙やグラス、携帯に、バックに、パンまで、実にさまざまな物が登場してきますが、八木さんのデザインという仕事の幅の広さに驚きます。
『No Detail is Small = 小さなことも見逃さない。目配り、気配り、心配り』この日本人が本来引き継いできている価値観にデザインの本質があるのだと欧米人に教わったという八木さんのデザインは、加えるんじゃなくて、素材のもってるものをすべて引き出しきったデザインなんじゃないかと思います。
そして、美しく機能的。だから視に入る。
あのスティーブ・ジョブズとも仕事をしているなんて、ぼくの勉強不足ですが驚きました。
何を見ているのか、何を選ぶのか、デザインに関わる人に限らずとても厚みのある本です。
GRAPHIC EYE 八木保の選択眼 ADP出版 3,990円(税込)
とっても素敵な絵本です。「AN INVISIBLE FLOWER 見えない花」
だれも見たことのない花、だけど、だれもがその存在を知っていて、
でも見えない、ただ感じることしかできない。ただひとりを除いて。
たったひとり、花を見ることができるその者の名前は、「スメルティ・ジョン」。
将来に出逢う者の名前もジョンであり、運命の人の名前。
その当時出会ったはずのないふたりが物語の中で出会う。
ジョン・レノンの奥さんで、平和活動家であり、芸術家であり、作家であり、多彩な顔を持つ、オノ・ヨーコさんの19歳のころに作られた絵本。未発表だったものを息子のショーン レノンが企画し世に発表した作品です。
そんなことが話題になった本ですが、それがなくたって、とっても素敵な絵本です。
オノ・ヨーコさんの独特な言葉の表現と、自由で優しくもある絵で読むほど、見るほど深くまで考えてしまう。
読む人それぞれに考えさせる、そんな力強さのある絵本です。
「AN INVISIBLE FLOWER 見えない花」 2,415円(税込)
文・絵 / オノ・ヨーコ 企画・監修 / ショーン レノン 出版 / ADP






